結婚相談所ってこんなところ/結婚相談所への入会するのは恥ずかしい？｜婚活調査サイト「アラサーみさこの婚活」

実際、周り結婚相談所に入会しているという話はなかなか耳にしません。その理由として、結婚相談所に入会していることを恥ずかしい思い、知られることを極度に嫌がって周りの人に内緒にして話さない人がほとんどだからです。
こういったことは本人から正直に申告されなければ知る由もありませんが、結婚式でもニセの馴れ初めを用意する場合もあるようで・・・。確かに、過去結婚披露宴に参列した時に、新郎新婦の出逢いのきっかけが「結婚相談所」というようなプロフィール紹介は聞いたことがありません。事実、わたしの友達からも結婚式の数年後に「実はダンナとは結婚相談所で知り合ったの」とカミングアウトされたことがあります。

しかし、何故そんなにも結婚相談所だけが毛嫌い（？）されるのでしょうか？

結婚相手の出逢い方は結婚とはなんら関係ない。とはいえ、実際結婚式で「結婚相談所で出会った」とモロにアナウンスされるのは、なんとなく気恥ずかしい・・・という心理は理解できます。
では「お見合いパーティーで出会ったのが馴れ初めで・・」と紹介されたなら恥ずかしくないのか？というふうに考えてみたら、確かに結婚相談所よりもまだ譲れるかもしれません。「パーティー」という華やかな言葉の響き、イメージでしょうか。結婚相談所もお見合いパーティーも「男女の出逢いの場」には変わりがないのに不思議です。
それはさておき、結婚相談所に対し恥ずかしさや抵抗感を抱く方が少なくないのはまぎれもない事実のようです。

では、結婚相談所に抵抗を感じる理由を改めて考えてみます。

• 自分が結婚相談所に入会しないと結婚できない人間だと周りの友人たちからは思われるのではないか？
• モテないひとだと思われるのではないか？
• そんなにも結婚したいのか？と思われるのではないか？

といった気持ちが、気恥ずかしさに繋がるからでしょうか。 また、その他にも、

• お付き合いしている相手が結婚相談所で知り合った人だと公言しづらい。
• プロフィールや写真を閲覧され、入会していることを知人に知られてしまう恐れがある。
• 結婚まで辿り着けなかったらどうしようという不安がある。

といった理由も考えられます。

昔であれば、お見合い結婚や親戚筋からの縁談で結婚をするのが一般的だったのが、現代ではうってかわって自由恋愛による恋愛結婚が一般的になっています。 こういったことを背景に「人に面倒見てもらえないと結婚できないの？」という偏見への恐れや、自分の中にある後ろめたさが表われるのかもしれません。

しかし、結婚相談所に入会する人は、モテないからという理由で入会するわけではありません。
３０代の男女が結婚できない理由として、現代の社会状況では「出会いがない」「結婚したい人がいない」という理由が非常に多いのです。
では、通常仕事をしている男女は毎日の中でどのくらいの出会いがあるのでしょうか？
例をあげると、ある女友達は、本当に彼氏がいないの？と思われる位とても綺麗で、好きな事をしているからやりがいを感じて毎日仕事は楽しい。でも、唯一「出会いが無い…」と嘆いています。また職場の同僚（男性）は、本当は彼女も欲しいし、結婚もしたいけど…仕事が忙しく、出逢いがほとんどない。といった悩みを聞きます。
このように出会いが無いという環境に置かれている男女が思った以上に多いのが現実なのです。

また、職場とは別のところで結婚相手を見つけたいと考える方もいます。同僚や知人にプライベートを知られたくないという秘密主義者（？）や、仕事とは完全に切り分けたいという方です。
このように、出会いのきっかけがつかめず、忙しい現代人にとって、出会いを提供してくれる貴重な場所として結婚相談所を利用しようという男女が増えています。結婚相談所には色々なタイプがあるので、積極的な人はこのタイプの相談所が良いとか、内気な人はサポートがある相談所が良いなど、自分に合った結婚相談所を上手に選ぶことが得策です。

また、最近聞いたことがあるのが「独身証明書を発行してもらうのが恥ずかしい」という声です。結婚相談所に入会するために必要な書類に『独身証明書』があります。これは、独身である事を証明する、本籍市区町村が発行する証明書ですが、「独身証明書を発行してもらう＝結婚相談所に入会する」という事実がバレバレだから恥ずかしいという意見です。

しかし、この独身証明書の提出を義務付けるのには大きな２つの理由があります。
一つ目に、独身であることを明示する公的な証明書を提出することで、結婚相談所と会員との信頼関係が築けます。二つ目に、手のかかる書類をわざわざ提出することで出会い系コミュニティーなどとの差別化が図れます。
よって結婚に対する本気度の違う会員が集まり安心して活動できるというわけです。
また、いまは市区町村役所に足を運ばなくても、各役所のホームページで申請書をダウンロードして、郵送で受け取れる場合もあります。
独身証明書を申請するための詳しい方法は市区町村で違いますので、まずは自分の本籍のある市区町村のサイトを見て確かめてみるのはいかがでしょうか。

結論として、結婚相談所に入会していることを隠しながら婚活しようとする方にとっては、どうしても恥ずかしく感じるのかもしれません。
しかし、最近は結婚相談所に入会していることは決して珍しくない世の中なので、そこまで恥ずかしがる必要はないと思います。
イメージ先行で「恥ずかしい」と思いこんではいないでしょうか？？

先述の結婚相談所を介して見事ゴールインした友達の例に戻ってお話します。結婚式の数年後に「実はダンナと結婚相談所で知り合ったの」とカミングアウトされたのですが、この事実を聞いた時に、「結婚相談所に入会しないと結婚できないの？そんなにも結婚したかったの？」とは少しも思いませんでした。
逆に、身近に結婚相談所で結婚した人がいるんだという驚きと、そこで素敵なダンナさんに出会えた友達へのうらやましさと、自分が結婚相談所に入会してもおかしくないのね！と安心感を得たくらいです。
ちょうど自分が婚活を始めようかどうしようか悩んでいた時期だったので、結婚相談所の内情を詳しく聞けるチャンスで、これからも色々相談できるかも！と、むしろはげまされ背中を押された気分でした。
そして実際に結婚相談所に入会し、色々なパーティーやイベントに参加してみると、みなさん至って結婚に対して真面目で、社会的常識を心得た方が多いので、恥ずかしいなどという偏見の気持ちが無くなります。結婚相談所で知り合った方も「最初は恥ずかしいという気持ちがあったけど、今では他の人に知られてもなんとも思わなくなった！」と言っていました。

あくまでも出逢いの形が「結婚相談所」というだけであって、出逢ってからのお付き合いは、なんら恋愛結婚と変わりないと思います。みなさんも前向きに婚活するためにも結婚相談所の利用を検討してみてはいかがでしょうか。